ADELTA・ウウウルトラC 全体/1話/3話 感想

オマージュ元などを想像してまとめるのが好きなのですが、書きすぎるのはダメな気がしてきたので割と単語を並べるのみになりました。ぼんやりネタバレありの雑感も挟みます。黒字は読んで!と思って書いてるので読んで!

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すこやかなヒーロー像

全体について

1960~1970年代の風俗・雰囲気が細かく描かれて…いるんだろうなと思って調べるのも楽しかったです。どうして自分が生きていない年代のことを知るのはおもしろいんでしょうか。当時を生きていた人間からしたらそんな、感慨を持って振り返るものでもないんだろうに…。今自分たちが疎んだり、持っていなかったりするものをうらやましく思う気持ちが透けている…。「映画は社会学する」の三丁目の夕日の項って感じします。

映画は社会学する

読み応えのある考え応えのあるノベルゲームで分岐ないの本当にありがたくて…。元々動くものが(それこそおもちゃとかの段階から)苦手で、ただノベルゲームも音声オフで速読してしまうので頭に残りづらいので、ずっと立ち絵なわけではなくスチルがバシバシ切り替わるウルCが集中できてかなりちょうどよかったです!フルボイスのゲームがマジで苦手。ゲームが壊滅的に向いてないんだよな。

ウウウルトラC

ウルトラC(1964・体操競技)→ウルトラQ(1964-制作/1966放送・円谷プロ・特撮)

「とっておきの大逆転技」という意味で用いられるウルトラCであるが、1964年東京オリンピック体操競技の強化委員を務めた上迫忠夫が、五輪前年の強化合宿で取材に答えて発し、これをデイリースポーツが報じたのが初出とされる。上記のように当時の難度はA,B,Cしかなく、当時の最高難度であったC難度よりもさらに難しい技という意味で使用されたとされるが、上迫の意図はむしろ「本来C以上のものもCに含まれていた」ため、そのようなものを区別するためにこの言葉で表現した

体操競技 - Wikipedia

当時の流行語「ウルトラC」をもとにTBSの編成部に所属していた岩崎嘉一が考案したもので、視聴者に「これは一体何だ?」と思わせる高難易度のクエスチョン、そして高度のテクニックを駆使した特撮テレビ映画という二重の意味が込められていた

ウルトラQ - Wikipedia

1話

撃たれたって1で起立

今もあるけど、心身が頑丈(ないしは麻痺して感じないよう)になっていることの必要性・ヒーローに求められるものであり社会に適応してやっていこうとする人間に課されていること・正太郎の働き方とか結構クるものないですか?

リードブロー・リバーブロー

ジャブ・みぞおちへのパンチ・日本ボクシングの黄金期は1970年代だったそう

祖師ヶ谷大蔵
柴又・フーテン
小林少年

少年探偵団(江戸川乱歩)

圓谷

うさんくさい勢いのある男が出てきて好きなんだな…史郎…

→2話途中まで進めて、オモロ・シリアス・不憫・最悪を実際の人間から取り出して突っ込んだみたいな人間で大好きになってしまいました。

線とか構図の偏差値(概念)がずっと高い・かっこいいです

小林の分かりやすくデカい感情・正太郎の静かで線香みたいな火…

小林の語る弱者と、正太郎(プレイヤーからしたら弱者に見える)の隔絶の感。いや、小林と同じところに着地する弱者もいるんでしょうが、こう全体的な印象を語ればお上はいつもそうだよな…みたいな気持ちにさせられる。

鉄人・ギガントロー⇔正太郎

フィルムに収められるってことは自分の信念とは無関係に演出されること(蝶番→小林)

→これ蝶番の言葉で改めて示されていたので、おかしくなるかと思った。羽蘭ちゃんとつるんでいることでマスコミの片棒も担いでいる蝶番史郎さん。

蝶番、イライラすると頭をガシガシやる人?

→2話できちんと描写がありました。LOVE

別のところにいても何をしているか分からなくてもその相手がよい環境にあるようにと願うそれが愛だよ。

羽蘭

萌え

人の正義も、それを基にした行動も目的が動体であれば当然揺らぐ。それはおかしなことではない。

イカロスはキックだけど、スチルはパンチなんだな。そっか…。

→EDで聴くuprise!!!の沁み方

1話ラストに突入してから手一杯で何も感想がなくて笑える。振り落とされないよう必死だったんだ…。

オレ、共闘、スキ

ED後ずっと萌えですごい。萌えという言葉がこの世にあってよかったと思いました。

自分が感想を書くとどうしてもそういう型に当てはめてしまうので話半分に読んでもらいたいのですが、上り調子の社会の中で「うまく 生きれない」者の、正史から拾い損なわれていた物語なのかなと思いました。まあ徐々にもうその、運命論をぶち壊していく戦闘になるのですが…好きだ…。EDで共闘(だよな?)スチルが出るの本当に好きなやつで勘弁…て頭抱えてしまった。自分がボーイズラブを好む理由って、突き詰めたら女男の関係よりは力関係に偏りがなくて、かつ経験の隔たりとか性質の違いの少ない生き物同士の関係というところで。おそらくその同質性由来の、正太郎の割ときちんと言いたいことを言う姿勢が好きでバランスがいい!と思った。最終的な明の選択が好きなやつで萌えてマジで狐塚明・俺・お前…(お前は俺か?の意)みたいになった。

2話

長くなったので別でまとめました。EDを迎えたときのめちゃくちゃにされた感じ、忘れられない。致死量の萌え、かわいすぎる画面、読み取れ!と言わんばかりに突き出される暗示と繰り返されるモチーフ。鈴史はお互いがお互いのレゾンデートルで片方が欠けたら存在し得ない2人です。

3話

ウルCで絶対に発生しないと思っていたフードファイトが勃発

意外とデスの臭いがしない

タロがめっちゃかわいくて、タロの悲しい声を聞くたびに鞘師十郎さん…となってた。お前よお…。

2話の爆萌え分かりやすボーイズラブを引きずっていて、マジで感想が薄い。ごめんなさい…。

 

2周めやるやる詐欺で2話の感想のために2話からプレイし始めた。許してください!ずっと塩漬けにしておくのも…と思い公開しました。そのときは追加したのがどこか分かるように書こうと思います。