11月の本など

11月というか2021年が終わる

宮沢賢治: 存在の祭りの中へ (岩波現代文庫 文芸 35)

211120日記 - 名前を入力してください

日記にまとめて短い感想を載せてしまった!別のものとして書こうとしていたので文章がえらそう。続きもあるのですが、どこかで書きます…。

アイドル武者修行

アイドル武者修行2

Twitterでも大騒ぎしている井ノ原さんのエッセイ。日経エンタに掲載されていたというだけで信頼して買いました。ちょっと散らかって終わる回もあるけど、芸能と音楽と社会が好きなひとなんだな~と知れてうれしくなるエッセイだった。

海外で作られたミュージカルを日本に持ってくるのであれば、上演前に舞台となった国の習慣や歴史について説明を挟むべき、パンフに掲載するのでは買わない客もいるからだめだというのは本当に正しい。基盤が異なる作品をできる限り楽しむためにできることをすべきという考えを持った演者がいるというのは、客からしたらすごくうれしいしありがたい。ジャニーズは舞台から始まっててというのはよく聞く話なんですが、その教育が行き届いていた世代で、それが向いてたひとだ~!というのが感じられる。

他にも自分にとっては卒倒!みたいな内容が色々ありましたが、興味を持って読んだ人間だけが知ればいいやつ。当時使ってた香水とか好きな匂い(香水ではなく…)とか好きなバンドとか映画とか色々書いてあってそれは普通に話しすぎ、これ以上解像度を上げるな…と思いながら読んだ。機材部屋の写真とか本棚の写真とかあって卒倒。DJしないんですか?!後輩もやってますよ?!このひとが朝の情報番組やってたの、1周回ってね?!という感じ。サブカルとかマニアを突き詰めると逆に表にたくさん出てくる人間になってしまうみたいな、タモリみたいな…。

おカルトお毒味定食

松浦理英子笙野頼子の対談。最愛の子どもを去年読んだので他のも読みたいと思って、取り掛かる前に読んでおくか~と選んだ。

pp171 フェミニズムとのかかわり

松浦 私とフェミニズムのかかわりをちょっと話すと、社会的には男女の性別があるということに気がついたことから話が始まるんですけれども

(略)

松浦 大学に入って、(略)クラスで親しくなった人たちは、みんな「第二の性」の文庫本を持って読んでいるんですよ。これは私も読まなければと思って読んだんですが、こういう言い方をすると生意気に聞こえるけれども、私が漠然と考えていたことを書いている本だと思ったから、衝撃はなくて、むしろ既視感のほうがあった。もちろん私がボーヴォワールのような膨大な知識を駆使して明晰に書くことはできないだろうけれども、これはもっともなことであると思うだけで、新鮮さはなかったんです。

これは、先に挙げた賢治の話を読みながら思ったことと似ています。

 

pp184 強姦をどう考えるか

松浦 「強姦というのはひどいことだ」という、被疑者の物語に寄りかかってばかりいる言説が流布すると、たとえば強姦裁判で「この女は俺が強姦したんだけれども、一見取り乱しも何もしないし、激しい抵抗もしなかったし、わりあいに平然としていたから、これは合意の上だ」と被告側が訴えた時、その訴えが通っちゃうおそれがあるわけですよ。強姦された側のプライドというのもあるわけで、非常に腹が立っていて平然として見せるということだってあるわけだし、抵抗したらもっとボコボコに殴られるから抵抗しないでやらせておいたということもあるわけです。

それは本当にあると思うし、自分ももしその立場になったらそんな気がするな~と思った。

また別で書いているものの中に自分がフェミニストなのか?みたいなことをうだうだ書いていて悩んでいる。でも他人から自分についてフェミはな~(笑)みたいなことを言われたらそうだよ悪いかよとはっきり言ってしまうよな~と思っている。そんなようなことをこの対談でも2人が話していて自分の中で腑に落ちた気がした。

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

読んでない有名な小説が多すぎ問題。読まないとならない気がする!と本を読むやつ、一生続くよな~って思う。村上春樹訳…?と思って野崎孝訳を選んだ。村上春樹に特に悪い感情があるわけではないが…。そもそも読んでないけど一般常識なのでは?みたいな本がたくさんある中からこれを選んだのが、20th CenturyのGloryていう曲を好きになって、歌詞にthe cather in the rye(ライ麦畑でつかまえての原題)が登場していたから。本当にオタクは少ない接点から物事に真剣になるよね…。Gloryは夕方とか朝とか聴くといい感じの空気になるメロウ…(メロウで合っていますか?)な曲。

まだ途中!

映画・舞台など

ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だけど HAPPY 通常版 [DVD]

太陽を盗んだ男 [DVD]

ピカ☆ンチを原案の井ノ原さん目当てで観た。本人も特別出演している。登場シーンでたばこを間違えて逆に咥えてペッと吐き出すのだが、それが、たぶん、本人が好きな映画として(ピカ☆ンチは2002年公開・好きな映画としての言及は2004年)挙げていた「太陽を盗んだ男」の一場面のオマージュだった。続けて観たのもあるし、どうしてもくせのある挙動は引っかかるのでほぼ確実だと思う。こういうことがあるから楽しいですよね。

ちなみにわざわざ「太陽を~」も観たのは、前に読んだ「映画は社会学する」にも取り上げられており、2回縁があればそれは観た方がいいと思ったから。「太陽を盗んだ男」は「映画は社会学する」だと【動機の語彙(C. W. ミルズ)】というテーマの中で扱われています。

取り上げられてる「この土地から一生出ないやつもいるし、別にそれは不幸なことじゃないが、その世界は狭い」みたいなの、東京の23区内、団地のある地域・下町とされる地域ではかなりわかられる感覚かなと思うんだけど、観る側の居住地が違うとまた変わるのかも、どうですか?

井ノ原さんがコメンタリーで「シュンは八潮(作中では八塩)からは出るけど品川区からは出られなさそう・新馬場とかに住む、八潮からバスで5分くらいのところ」て言ってるのが本当に現実感があり、うなってしまった。ちなみに公開当時これを話してる井ノ原さんが、今の自分と同じ年齢だと思うのでよけいにしみじみする。

劇中でシュンが柳美里の新刊って言ってるのは憲法履修者にはおなじみの「石に泳ぐ魚」だろうし、2002年てそういう…自分も生まれていたのに知らん時代だな…と感じました。原宿が映ったり、ガラケー(J-PHONE)が登場したり当時の風景の記録としてもおもしろかった。ていうか劇伴いいな~って思ったらKICK THE CAN CREWの名前出てきて、はい…それはそうだね…と思った。ジャニーズ若手が出演すると言えばほとんど少女漫画原作映画になってしまった時代の人間なのでうらやましすぎる。サブカルなんだかメインカルチャーなんだかよく分からない時代のジャニーズのことがうらやましくて好きだな…と常に思っています。

これもまたオタクの悪い癖、人間の死の消費なのですが、二宮さんの演技が良くて、というか金髪のダウナーな感じの男の子がスケボーうまかったらそれは好きになんだろみたいな。まんまと「いつか観るだろうな~」と思ってた青の炎を観てる。

今ならアマプラでV6の過去のコンサートも青の炎もみられる。この前のV6のコンサートも12/10から配信予定です。楽しみです。三宅さんがめっちゃ時間かけて映像チェックしたらしい!鬼。CDを買わなくても、とりあえずアマプラで観れば曲も聴けて映像も付いてくる!○○(任意のジャンル)楽曲派のみなさんも「分からないだらけ」を聴いてください…。貼ったのは歌詞。歌詞から既に良い。ジャニーズの数少ない開国、よろしくお願いします。

青の炎

小説で読んだらまた描写が違うんだろうけど、2000年代インターネット・アングラ掲示板の登場によって大喜びしてしまった。少し前の映画でも切り取られている風景が今とは全然違っていておもしろいし懐かしい。絶対これ秋葉原だろと思って調べたらもうなくなってしまったところで…。

秋葉原ラジオストアーは平成25年11月30日に64年の歴史に幕を閉じました。

まだ途中!

S.I.N NEXT GENERATION|坂本昌行|長野博|井ノ原快彦|AuDee(オーディー)

ラジオも聞くようになった。自分たちの曲ばっかりだったから他の人の曲聴きて~最近の好きな曲流して~みたいなことを言っていたので、かけてくれ…と思って念みたいなおたよりを出したら、そういう念が自分以外からもけっこう届いたようです。おかげでいろんな曲がかかる!やった~!

ミュージカル/マイ・フェア・レディ 帝国劇場

寺西くんが帝劇に立つのはそれは観たいと適当に申し込んだらめちゃくちゃ取れてしまって必死のチケ業務。初日・21日のA組(朝夏・別所・寺西)公演を観ました。

大筋は知ってたけど映画は観たことない。そもそも時代が時代の作品なので差別発言がたくさんあります。その、その過程を経てその結末?!と2回とも新鮮に驚いたのですが、戯曲からミュージカルになる段階で改変があって…みたいな話を調べて知った。それはそう。というか戯曲の作者が改変後にあとがきでヒギンズとの結婚は不可能、フレディと結婚すると書いたようでした。あんなに「同じ言語」を使っているのに「話が通じない」のを見せられてなんでこの結末に?!と思うのは当然だったようです。

イライザとヒギンズの間のハッピーエンドが望ましいという要望があった。1914年の上演では、ヒギンズ役の俳優で劇場主であったビアボーム・トゥリーがショーのもともとの結末をもう少し甘いものにしてしまった。ショーはこの変更に非常にいらだっていたため、1916年以降の版用の後書きとして「後に起こったこと」("'What Happened Afterwards")という文章を書いたが、その中ではヒギンズとイライザが結婚するという結末は不可能であるという理由を明確に説明している。この後書きでショーは、イライザはヒギンズではなくフレディと結婚することになるはずだということを明確に述べている。

ピグマリオン (戯曲) - Wikipedia

作中の男は最高!女はカス!みたいな物言いもわかりやすく自分をイライラさせたのですが、あくまで紳士で、ヒギンズに比べたらマシっぽく見えるピッカリングも別にそうではないよな~という描写があり、それが本当に現実ぽくてよかった。

この描写というのがイライザがヒギンズ邸から消えて、ピッカリングがほうぼうに電話をかける場面。ピッカリングはヒギンズ邸の家政婦のピアスさんにコーヒーを淹れてくれるかと依頼をしてから電話をかけ始める。話に花が咲いて、それじゃあ電話の相手のところに行って直接話そうと出かけようとするのだが、ピッカリングはピアスさんの持っている盆の、コーヒーに目もくれない、電話が終わったら淹れてくれてありがとうさえ言わない。これは、イライザがヒギンズ邸を出て行った理由とも通じるし、わたしたちはrewardも欲しいけど、rewardがいちばん欲しいかと言ったらそういうわけではないんだよな~せめて最低限のrespectとか、尊厳が欲しいんだよな~ということを改めて教えてくれる良い反復でした。

客の笑うところが気に入らないことが多くて、これが世間とずれているってことか~ウケる…と思いました。ウケないよ。ずれているのは世間が…。文化庁の子ども芸術鑑賞みたいな事業の対象作品(文化庁子供文化芸術活動支援事業対象公演というらしい)に指定されてるの、6-18歳対象なのに解説とか無しで?!と思う。差別が描かれるというのは、その風刺のためであればこそと思うが、若年者に解説無しで触れさせるのも、そもそも結末もだし…と不安な気持ちでした。

海外から権利を買って日本で上演する作品は手を加えるのが難しいとは聞きますが、あそこまで痛切に差別だったり偏見だったりを描いていたのにあの結末にしかできないのか~と思う。ならやらなければいいのに…とも言い難い。描写がすごく丁寧だったと思うので。わからない人間には地方公演含めて全ステしてもぜ~~~ったいわからない内容だし、結末にイライラする人間は1回観ただけでも途中の描写に思い当たることが多くて泣いてしまうかもしれない。不当に扱われたことはないと思っているが、女であるというだけで男との関係で適当に言葉をあしらわれる経験はあるので、ウワー!と思いながら観た。好きなのは、その日の酒代にも困っていたイライザの父、ドゥーリトルが色々あり金持ちになってしまって言う、人間はそんなに簡単に手に入れた富を手放すことはできない、それが自分に不釣り合いのような気がしていてもみたいなセリフでした。

今気づいたけど、イライザもイライザ・ドゥーリトルというフルネームがありつつ名でしか呼ばれないの、他の女性キャラクターも「~夫人」・「~の母」という名前しか与えられていないの、氏が変わるからということなんでしょうか。事実はどうあれ、考えるのがおもしろい。イライラしたけどセットがデカくて楽しかったです。何より考える機会になってくれてよかった。帝劇は28日で両方の組が楽でしたね。地方公演も続きますが体調に気をつけて大千穐楽まで走り切ってください!

池袋・メイド喫茶 ワンダーパーラー

名古屋に行ったときに何もなくて、近隣で探したお店がメイド喫茶だったことに端を発するメイド喫茶訪問。名古屋で行ったところが日本紅茶協会「おいしい紅茶の店」認定店ということで、東京にもそういうのあるのかな~と調べていた中で見つけました。あくまでメイドの恰好のスタッフさんがいる喫茶店です。助かる。

紅茶が色々あり、メイドさんごとに担当する紅茶、メイドティーというのがありおもしろかった。出勤してるメイドさんのしか選べないという。外が寒かったので店内が暖かく、これがご帰宅…としみじみした。予約の場合は500円のチャージ料込み1500円以上の注文が必要で、予約は電話のみ、当日予約でも1時間くらいの待ち時間でした。一緒に行った友人と話していたのがポイントカードに期限がないのがいいね~というのでした。期限切れのポイントカードを見るのは悲しいので…。

コンサート/ふぉ~ゆ~・TEN祭 TDCホール

支離滅裂な感想になってしまった。これは伝えるつもりで書いていないです。

セトリが良い!当然だね!

JAMが、セトリ入りするの、ありがたすぎる。

新曲のJelly Fish(かなり良い鳴りの曲)を椅子に座らされたまま観たの地獄でした。良い曲がかかってるのに地獄なことがあってはならないだろ。照明がきらきらカラフルでかわいかった!!!そもそも1曲前のVelvet Touch(好きな曲)の演出が映像と照明を使った映画みたいな繊細なやつだったから座って観てね!ということで、それは分かる。でも次の曲までそのまま座ってなくてもいいじゃん!踊らせろよ!ただ、この映像っていうのも、縦に歌詞が出る、Mステの事変じゃんみたいなやつで、助かる~~~という感じ。終始助かっていた。

なんか、ジャニーズの1番いい上積みをスーーーっとさらってコテコテにジャニーズするとこうなるみたいなやつだった。絶対にI Don't wanna miss you, you are my Shelter できないShelter(最終的にできましたが…)だ!DJがやるやつ!DJザキ、きちんと自分で効果音のためにボタン押してる?ジャニー、いるし(福田さんはキャップかぶってサングラスだった)。ローラーもやるし。何???楽しかったので、来年もコンサート入ります。

冬帝劇が滝様の手に渡った今、ジャニーズおもしろ愛してるワールドをやってくれるのがふぉゆしかいない説、あります。

急に寒くなったので、体調に気を付けて暮らしましょう。今年は乾燥がすごい。