ののはな通信を読んでいる

ののはな通信 (角川文庫)

以前友人が読んでいて気になったので読みたい本としてストックしてあった!図書館で借りた。

三浦しをんの小説は昔から好きで、中学生のときエッセイから何からほとんど読んでいる。でも、そのとき気分に合わないな~と読んでいない作品もいくつかある…はず。わたしのなんでもかんでも書き起こしてしまう癖は三浦しをん由来なのでは……と思うほどエッセイには色々なことが書いてあった覚えがある。世界一初恋で好きなのはエゴイストとか、そういう…。もうそれも10年以上前なのだが、舟を編むとか風強とか色々映像化されて以前よりも有名になり、書く内容が変わっていっても、わたしにとっては勝手に姉のように思っている作家だ。

ののはな通信は神奈川のミッション系の女子校に通う2人が主人公で、まあ、読めば…わかる。と言ってもわたしもまだ途中、全然2人が高校生の段階なのでこれからの展開を楽しみに読み進めています。10代のころに拘った人間がいたひとはきっと痛々しく苦く興味深く読めるのでは。わたしは三浦しをんの小説の、表現の透明感が、情景がありありと想像できる描写が好きだ。この作品は自分の感度が変化したのもあるけれど、特に冴えている!と思って唸っていた。執筆の経緯とか背景を知ったらまた読み方も変わるんだろうけど、まだそちらまで気を回せていない!とにかくこれを読んで思い当たるところがあるひと、がいると思うので(この記事は実は特定の個人に宛てて書いているものでもある)ぜひ読んでください!

【イベントレポート】『ののはな通信』刊行記念 三浦しをん×梯久美子 トーク&サイン会 | カドブン

【刊行記念インタビュー】三浦しをん『ののはな通信』 横浜の女子高に通い互いに友達以上の気持ちを抱くふたりは、運命の恋を経て大人になってゆく。 | インタビュー | Book Bang -ブックバン-