炎の蜃気楼(舞台:夜啼鳥/瑠璃燕/夜叉衆ブギウギ・小説:炎の蜃気楼/緋の残影/硝子の子守歌・昭和編:霧氷街/夜叉衆ブギウギ) 雑感

2024/9/22

 

炎の蜃気楼を読んでいる。昭和編は霧氷街ブルース・本編は硝子の子守歌まで読んでいる。今夜叉衆ブギウギを読んでいるところです。舞台版は夜叉衆ブギウギまでみせてもらった。

1冊ごとに感想を書くつもりだったのだができていない。それもまあ、作品自体が長いので下手に色々書きづらいな~っていうのもあり、衆人環視のもと(言い方/嫌ってことではないです)読んでるから、自分がそういうコメントに終始させてしまいそうなのが嫌だからというのもある。

わたしはまだ晴家が女の宿体を選んで換生している理由が描かれたエピソードを詳しく知らないからなんとも、なんだけど瑠璃燕での晴家の立ち位置がそこが分かるともっといろいろ考えられるな~とか、これは舞台の映像を観て感じたのですが…。本編を読むと昭和編で分からなかったことも分かるので新しい巻に触れる度にまた1から読み返したくなる。なんだこの複雑な作品は……と読むたびに思っている。

うろ覚え失礼…なのだが、舞台版夜啼鳥冒頭、邂逅編の内容が含まれていてそのあたりで「己が成すべきことを成せ」というフレーズが出てくる。あれがわたしは好きでした。そういう加瀬賢三さんのことがあたしゃ好きなんだよ…。ここまで読んでの印象として、宿体の人生を大切にしていて周りの人間たちにも深く思い入れてしまうのは景虎の方が多いような気がしている。だから景虎が夜叉衆の真ん中なのかもしれない。その分狙われることも増えて深手を負うのでしょうが…。景虎はそれでもきっとやめないんだろうなと思う。高耶くんをみているとそんな気がしてならない。

景虎さまって、この歌詞なんだよ~。

My favorite your soul

我儘を許しあう 贅沢な場所まで

舵を取らせない あなたのやり方が好き

箱舟/天野月子

https://www.utamap.com/showkasi.php?surl=S05417

炎の蜃気楼シリーズは、直江と景虎と美奈子の間に何があったのかという詳細な描写が20年後まで登場しないまま不穏なまま刊行されていたかと思うと恐怖である。出会ったのが完結してからでよかったと心の底から思う。それにしてもその20年後の描写を小出しにするのが3冊目なの、あり得なさすぎるよ。それもそうだし何をどう思ってか分からないながらにも直江のしたことが本当に怖くて、嫌…嫌だな~と思った。わたしは昭和編読み終わったらどうなってしまうんだ。

読み進めたらもっと好きになるのかもな~というのが千秋、千秋のことをもっと知りたいです。みんなで千秋にしておこう!(?)宮路良(長秀)としては、夜叉衆ブギウギ収録の「ふたりでマイハウス」が好きだったので…。わたしは夜叉衆が5人集まってあーだこーだ話しているのが好きなんだな~…と思った。他の周囲の人間にすべきような遠慮がない感じがいいのかな。そりゃ400年一緒だもんな…。直江がキリキリしているのが緩和されてるからもあるかも。あとグループ厨だから……。

舞台の夜叉衆ブギウギでは、やどかりボレロの一人芝居がすっごくすっごく好きだった。富田翔さん、芝居がうまい~♪このお話は書き下ろしらしくて、贅沢だ。またちゃんと観たい。わたしは戦中の話が好き(語弊がある)だから、直江が笠原尚紀になる前、景虎が死なせてしまったという山口の話が知りたくて(昭和編序盤から当然のように語られるし…)どこで読めるんだ…と先輩に訊ねたところCDとの回答を得た。CD、買いましたよ…。聴くの楽しみです。

涼しくなって遅くまでキーパンチしてても騒音にならない環境が手に入ったのでここぞとばかりに書いてしまった。また読み進めたら書きますね…たぶん。