無駄なことなんて一つもないよ。-MANKAI STAGE "A3!"-ACT.2/AUTUMN2023 雑感

突然行くことを決めたえーすてあきたん。今年1番楽しみで楽しかった現場かもしれない!東京と東京凱旋のみ入っていたので混ぜて書いてます。

まずわたしがゲームの方できっちり太一を好きになって泣きながら饅頭拳とかその他バクステを読んだりボーイフッドコラージュで古市左京…になったりしていたので、観られてよかったしかない。ゲームを進めていると分かるけどステの進捗がもう次のふゆたんが終わったらACT.3かな?という感じなので、秋組らしい色の出る公演はもう最後かも……と思ってしまって終わるのがさみしいしチケ足らないよ!!!と思っている。

→チケプラ申込しっぱなしにしてたのが当たったので最終週も入れることになったよ~~やったね。10/2のほぼ全先行終了時点0枚からよくがんばった方ではないでしょうか…。

そもそも赤澤くんが踊ってるのをみたい→エーステを紹介される→エーステが駆け足すぎるからゲームをやる→ふつうに秋組大好きになってしまう…という謎の流れを1か月半でやったのでほんとにほんとに楽しかった。ほんとに秋組のことも太一のことも好きなんだよ~~信じてください。

初見3バルだったんだけど最初の殺陣から1幕中ずっと泣いてて自分でも引いた。3バルでも楽しくて、なんか、エンタメだなあと思った。話がおもしろいのもそうだし、キャラが好きなのもあるし、殺陣?アクション?も見応えがある。パンフで知ったけど、アクション監督も振付も持ってるものを引き出せるようなものをやるようにしているということで、俳優のポテンシャル込みで成立する作品だなあとしみじみ思う。もう何度もどこでも書いてるけど、ほんとに、太一のコンテンポラリーとスパイラルエモーション(これ自分が言語設定を英語にしてるから英語表記だと思ってただけだった!(笑))の追加振付(これ現地で一生みてたい!この時間が永遠に続けばいいのに!と思ったけど配信だと抜かれなくて一瞬でこれが現場に行く意味です…になった)を中心としたパフォーマンスの完成度が高いところが大好きで、それは他のみんなに比べたらタッパが足らないからそれを補うようにしていると話してくれたり、場数は1番踏んでることは他のメンバーより先に行っているという太一のキャラ設定にすごくなじむとわたしは思っていた。そう、太一のダンスが好きで、GOD座のアンサンブル時代から追いかけているファンだっているよねと思わせるような。赤澤くんの出力から想像できる、実際に描かれてはいないキャラクターの物語があることがすごくうれしい。お芝居も、客が物語を楽しむことも想像力抜きには成り立たないから。同じ粒度で作品に向き合えているのかもしれないな~と思えることが多いのは、演者をみていていちばんうれしいことのような気がする。

タイトルにしたのは輪るピングドラムの苹果のモノローグなんだけど、エースリーの物語って、ほんとにこれなんだよね。

あたしは「運命」って言葉が好き。

だって、「運命の出会い」っていうでしょ?

たった一つの出会いが、その後の人生をすっかり変えてしまう。そんな特別な出会いは偶然じゃない。

それはきっと、「運命」。

もちろん、人生には幸せな出会いばかりじゃない。

嫌な事、悲しい事だってたくさんある。

自分ではどうしようもない、そういう不幸を運命だって受け入れるのは、とても辛い事。

でも、あたしはこう思う。

悲しい事、辛い事にもきっと意味があるんだって。

無駄な事なんて一つもない。だって、あたしは運命を信じているから。

https://w.atwiki.jp/penguindrum/pages/42.html

全部吸収して反芻して活かして先に進む、えーすりーのお話のそこが好きだ。秋組は、太一は特に、無駄なことなんて一つもないって言ってあげたい人間で、周りの助けもあってそれを太一自身が理解できたっていうのがすごくうれしい。

積み重ねた日々と求める明日は

絡み合うように道を描いた

秋組 SECOND SHOT 歌詞 - 歌ネット

認め合う事で高め合う螺旋の感情

秋組 スパイラル エモーション (AUTUMN 2020 Ver.) 歌詞 - 歌ネット

わたしは秋組が好きで、Second Shotとすぱえもの歌詞が本当に好きでこの話だけで1本エントリを書きたいくらい!秋組は運命で、お互いに噛み合う歯車。これまで今まで生きてきた人生となりたい姿は、全く乖離したものではなくて地続きだということ、周囲がそのきっかけになって自分も想像しなかった変化があること、そんなことを改めて教えてくれる秋組って人間だな〜と思うのです。だからすぱえもが聴けたのは本当にうれしかった!!!というかすぱえもからつながれてるのってAlways Be Myselfじゃん!って初見から3日くらい経って気づいた。選曲のメッセージ性が強すぎる。つなぎもめっちゃきれいでかっこよくて大好きだな~~~(T_T)…と毎回毎日思っている。

燃えよ!饅頭拳

ゲームでイベスト読んでたし公演もやったので筋は知ってるはずなのに新鮮にこんな話だっけ?!と思っていた。いやこんな話なんだけど、なんか悲哀度が増している。饅頭拳本編はお話変わってて5倍くらいコミカルになっていませんか?そんなバキバキのラーメン屋があるか。

シンがカチコミに来るとこの殺陣がめっちゃ好きで、太一の体幹を感じる。ラーメンのどんぶり持ったまま床と平行に飛び蹴りするんだけどまじで安定していて感動する。峰倉かずや育ち戦闘中の軽口大好き人間のためいいな~~♪と思っていた。

わたしはラストのロードトゥ饅頭マスターの地名を全員に割り振って歌ってるとこがあ~~~秋組一生一緒にいてくれや~~ポイントすぎて非常にモエ&エモだった。特に今ゲームの方で初代のエピを読んでたところだからよけいに。

キンモクセイの匂いがする頃

また集まろう! 何十年後でも

秋組 スパイラル エモーション (AUTUMN 2020 Ver.) 歌詞 - 歌ネット

太一が天馬や万里とは元のレベルが違うからって言うのに対して、万里がお前は努力して俺に追い付くんだろって返すのも、太一が道場に通っても付け焼き刃だからって言うのに対して莇がこれまでの公演も間に合わせてきたんだろ?って返すのもリダルキ似てるってやつだ…になった。自分のことを信じてくれる人間が周囲にいるっていうのがずっとまぶしかった。

万里が莇に太一のサポート任せる!って言えるのもまじでめっちゃ成長ではないですか?ちょうどアニメの秋組のパートに入って初期の万里のひとり感を見てるから余計感じる。なんか、あーちゃんってほんまにかっこいいな…(T_T)……。秋組のできるできないじゃないやるかやらないか(銀二…)って思想は向ける相手によってはまじで暴力的なんだけど、自分にはなじんでしまうしそうやって背中を押す(なぜなら太一はやるかやらない論法に則って行動できる人間だから……)のが秋組でそれが愛だってわたしは知っている。

莇が準主演としてサポートしてやれって話をするとき何すれば?→やってみるってなるまでもっとごたごたするかと思ってたらスムーズすぎて!割とこっちとしてもたぶん左京さんとしても面食らってしまってるのがめっちゃ良いんだよね。あそこがほんとに大好きです。

あと赤澤くんの芝居が……好き…。以上。

Fallen Blood

フォーブラって話が良すぎ。結末が良すぎる…暗くて。わたしがそもそもダークヒーロー好きなのもあるけど兵頭のおたくこれが初主演なのうらやましすぎんだろ!ラストがほんとにかっこいいよね~…と思います。原作に登場するのも全てが語られなくて割と観てる側の考える力を求められそうなシナリオだから、これをきれいに落とすのはきっとすごく難しい。最後の芝居がよ〜いいよね……って誰かに話したくなった!正直まずい!(いい意味)って寒気するとこ何度かあった。かっこよくて……。

昔の自分の感情を弔うつもりで演じろってほんまに良いセリフで…。自分も割と誤解されるというか…他人からどう見られてるかに合わせて自分のふるまいを作ってきたとこがあるから、ブラッドの絶対に"解って"もらうことはできないって気持ちにえーん…と思ってた。そしてフォーブラを観てお芝居ってやっぱ生き様…だよな~と考えるなどした。まあ別にそういうのがにじみ出ない作品も役もあるけど、やっぱりいろんな感情を知ってればこそできる芝居っていうのもあるやろと思うのでした。

てか死んでも負けねえ宣言のところみんなギャラリーすぎる。おもろい。わくわくしてる太一、散歩中の犬をしゃがんで見てるみたいなあーちゃん…。なんやねん。

影アナ

・終演後しか覚えてないが臣:太一が割り込んできておみく~~~ん!泣泣泣て言ってた回

・十座:みんなであんまんを買ったんだ…監督さんも食べるか?の回→帰りにコンビニのあんまんを食べようと思ったけど黒ごまがそんなに好きじゃなくて挫折

・九門:左京さんとあやとりやった!左京さんってあやとりうまいんだぜ~というの+終演後はみんな推しいる?教えて!いや待ってみんないっぺんに叫んだら聞こえないわ!カントクはMANKAIカンパニーみんなのこと応援してよね♪みたいなやつ

・莇:あーちゃん、声が好きすぎるため声聞くだけでクッッッ…ってなってた。俺は弱い。色もいい感じだしクリスマスコフレほしいんだけど値が張るよな…みたいなこと言っててさすがに…買おうか?になってた。終演後はさきょちの話をしてたのでバグって内容忘れました。アドリブが無茶ぶりすぎるみたいなことを言ってた。あのクソ金パ眼鏡って言ってたね。

以下箇条書きで

すぱえもの追加振付がかっこいい!これをきっちり自分のものにしてる太一(赤澤くん)もサイコー!OPとEDでは全然表情が違うのもサイコー!

冒頭の過去公演の武器を使ってのイマジナリー殺陣がすごく好き。あれは今回の主演2人を表す画期的な表現だなと思って観た。饅頭拳もフォーブラも拳で、自分の素で戦う物語で、それがこれまでの他メンの主演作に並ぶものたり得るということかな?と思ってここで泣いたんだよね。演出がうますぎる。この殺陣の始まりが万里と十座からで、いいなあと思います。

あとこれはほんとに思想なのですが、やられ役とか元々持ってない(損なわれている)役を演じるってこと、特に太一はそれが多かった気がするけどそれって物語での女の扱いに似てるよな~と思ったりした。殺される女売られる女。だから主演でそれを一度抜けるっていうのが、なんというか…わたしは好きだった。これはなんというかまじで個人のわがまま解釈?見方?だけど一応観ながら考えたことだから残しておく。

すぱえもの話ばっかり…歌割が変更になってて、"殴り合えばすぐに解決してきた今までのlife"がしんまけから坊とお目付役になってて……………大変。わたしは大変。と思いながら双眼鏡で太一を見てたので現地ではフレームアウトした2人のシャウトしか見てなくてそれはそれでどうなの?!という感じ。凱旋ではちゃんと見ます…。泣

→配信でも抜かれてるし(それはそう)、凱旋でもみました!!!てか2人とも声がでっかいんだよな。元気。配信で気づいたのは本編で「殴り合えばすぐに解決し」ようとしているしんまけが…スン…としていること。おもしろすぎるよ……。

凱旋の客降り(2F)で莇が左京さんにチークブラシファンサ*1→左京さんが頭ぽんぽんするという流れがあり、無事に、動揺。うちの列たぶん全員叫んでたよ…。いやていうか、最後列だったんだけど何してるのかだいたい見えるから最後列でよかったな~となった。引いたときは半分分かってたけど…最後列…ってどこだよ?!と思ってたので。

あと左京さんというかれーさんだけど、香水強めだって聞いてたけどたしかに…となった。わたしは左京さん好きなんだけど、バクステとかひっくるめてキャラクターとして(?)好きだし、こじらせていて構ってもらおうと前に出ることができないのでスン……と見てた。

なんか何をもってして良席とするかって…エーステだと難しいんだなと思った。TDCだとバルコがでっかいからどの階も全員は来ないんだけど、青年館は2Fまでしかないからあの客降りには狭く、観劇には列が多すぎる2Fに…全員いると怖い。多すぎる。し、もう身も蓋もなくファンサが欲しいというのであれば、一般でチケ取って2Fに座って叫ぶべきじゃんと思った。身も蓋もない。いやでもコーレスあって手振りで踊っていいカテコがほんとにちょうど良すぎてエーステが大好きになってしまったから…楽しいです。振りコピが好き。

終始演劇の構造というか、俳優が演じるのを観るって難しいんだなあ!と改めて感じた。えーすりーの話も、キャラクターのこともそれなりに知ったつもりでいるからキャラが演じている○○として観られているとは思うんだけど、それにしてもバクステとか日常的な話とかも知れてしまっている状態で劇中劇を観るわけで、そうなるとどうしてもアイドル舞台っぽいメタ的な見方に寄っていく気がする。普段○○な××くんがこの作品では**で〜みたいな。難しい。

九門を演じてる新くんのことが地味に好きなので(スキル厨)冒頭アンサンブルの後に出てきて夏サポメン2人がシンメになってるとこでサイコー!となりました。新くん、スタイルがいいよね…スタイルがいいひと好きなんだよね……。

こんなとこでしょうか!簡単だけど書いちゃいたかったのでこれであげてしまいます。凱旋も楽しみ。

*1:エーステ独特語彙:チークブラシでさってやってあげるフリというファンサ。こうやって説明してもキャラのことが分からないと分からないな……