MANKAI STAGE "A3!"-ACT.2/WINTER2024 雑感

ふゆたん❄

 

スケの確認が適当すぎ&公演が各地に散りすぎなので初回が東京楽で意味不明だった。

えーすてに入ると自分って短期間しか俳優をみてなかったのに、舞台のこともお芝居のこともちゃんといろいろ考えて、それなりにきちんと好き(もっとその人間と一緒に好きになりたかった)なのかもしれんなあと思う。

えーすての曲はキャッチーでかわいくてかっこよくておしゃれで自分のいろんな好きが詰まってていつも感動するんだけど、冬組があんな曲を?!?!?!とめろめろになっちまったし全然どんな曲も歌いこなすよ♪ふふん♪みたいな冬組キャスト陣の余裕ある歌唱を生で感じられてほんとにうれしい!!!そのため開演直後からえ~~~自分にとっての「正解という名の花」ってえーすてなのかもしれん…と思って泣いてた。2幕がやばいやばいという前評判だったけど、謎の感性の持ち主なので1幕の方が泣いていた。てか2幕がやばいのは、それは、そうなので。

1幕:剣に死す。

わたしがけっこうぐっと来てたのって実はサポメンの咲也のセリフなんだよね。「小学校の体育館で観る演劇はいい」みたいなのがある。このセリフには芸術鑑賞でプロの劇団が来てくれたときの出来事が咲也にとっての演劇の原体験だというのがベースにあって、自分も学芸会で観た上級生のミュージカルが原体験だなあと思うからたしかに!!!って思っていた。卒業したらそういう機会はなかなかないもんね。ていうかOP誰…誰見たらいいんだろう?!?!となって春組見てた。わたしは咲也とロン様のダンスが好きなんだよね……。

あとなんだろう、丞のGOD座初主演のとき紬が筆跡を変えて書いたアンケートに対して、丞が感じたことを舞台上でやられてうわ~~~って思った。自分(たち)が手紙なりリプなりなんなりで感想を伝えるのって、相手の作るものを観に行ってる・物語中で感じたことを脚本を読んで演出家の話を聞いて作品を作ってくれた相手とも共有したい・これからももっとそういう風に作品を作っていく姿を見たいって期待の表れだと思うから、やっぱり物語の中の話であっても、それで丞が「自分の芝居を観ている人間がいるんだ」って理解してくれるっていうのが客としてはうれしい。

自分の中に「演じる意味」がないと俳優って仕事って難しいだろうなあって思った。太一の「人気者になりたい」も十座の「違う人間になりたい」も自分の過去とか人格に深く関わる動機だったなあとあきたんを思い出す。究極的には全員稼ぐためにやっている側面もあるけど、ほぼ毎月舞台に出演が決まっている俳優とかを眺めていると間違いなくそれだけじゃ続かないし、できる仕事も限られている業界だなあとずっとぼんやり考えていて、それがガイさんのストリートACTで使われてる「それほどの腕前でなぜゴロツキのような真似を~」みたいなセリフではっきりした?考えるテーマになったかもしれない。

丞が他の劇団から引き抜きをかけられている中で、どうしてMANKAIカンパニーの冬組に残るのかって「元GOD座のトップだった高遠丞」としての孤独から抜け出ることができる環境があるからだろう。それは丞の退団当時圧力がかかってて入れたのがマンパニしかなかったから生じた状況なんだけど、エバブルの歌詞の通りだよな~~~って思う。

今に思えば 必然のカンパニー

偶然を必然って言えるようになるのってその人間の捉え方、行動、周囲との関係次第なとこがあるけど、今回それは丞初主演のDVDを観て本人が当時感じていた通り「緊張してた」って言い当ててくれる冬組の存在で証明される。GOD座ではふてぶてしいって言われてたのに。そういう風に観てたのでわたしはけっこう1幕も好きでした!

2幕:Risky Game

稽古もそこそこに公演初日になって、そうだったこれは千秋楽に向かっていく話だったなと思い出した。わたしがえーすりーを好きなのって忘れていくことに抗うのと、過去に意味を持たせるところだなと思っていた。わたしは忘れてしまうことが何よりも嫌いで怖くて、だからこうやって記録するし物は捨てられないし()…そして自分がやってきたことに意味も価値もなかったって考えてしまうことが怖い。

寄り道を何回したって それが自分の道さ

これは春組の楽曲、春ですね。の真澄のパートで、全編にわたってえーすりーはこういう話をしてるな~って思っている。だから…好きなんだよなあ!

話したいことならばいつか話せるときがくる、忘れたくないなら忘れないままでもいい、全部選択で自分の意思の話。やっぱり忘れることってさみしいよ、ねえオーガスト?分かる???って思ってた。

密を冬組が囲んだのを見て、オーガストがお、きみたちが密の新しい家族?みたいな表情をするのが好きだった。初回双眼鏡忘れて凱旋でやっと見てめちゃくちゃ泣いた。密と2人で夢で話す場面で、オーガストに新しい人生は楽しい?って聞かれて少し間があって楽しいって答えるところでそうか大切な人間を失った世界でも「楽しい」って思えるって本人に伝えるのは辛いのかと気づいてまたボロボロ泣いた。いちばん好きな場面だった。

色んなひとのお芝居をみて、顔が好きとか声が好きとかとりあえず執着しているみたいなのを捨てて(わだたくまさんの顔はめちゃくちゃ好きですが……)、掛け値なしによかったとか好きだったって思えるのって自分がなんだか真人間に戻ったような気がしてうれしい。盲目になって?何も考えなくなることがいちばんわたしにとって怖いことだし、軽蔑してしまうことだから自分の選んだものがおもしろくて、それに感動できるっていうのはうれしい。えーすて観て私情で泣いているって話を聞いたことがあるけど分かるかもな~と思った。わたしも咲也の体育館のくだりで泣くし、えーすてを観ている状態によかったな~と思って泣く。

ええ…なんか場面の話をするのって野暮な気がする…。(笑)好きだったのはご飯食べる場面、きのこと野菜のスープ!原作だと密が寝続けてしまってご飯もろくに食べてない、冬組と監督でご飯を食べるっていうエピがあってそれの要素を拾ってる面もあるのかな~って思っていた。読んだけど記憶喪失になっていてごめん……もっかい読むね…。やっぱ酒盛りと食卓で取り戻せない過去を描くのはテッパンなんだけど、新鮮にあ~~~…って思う。

あとオーガストがディセンバーに帰ったらエイプリルと仲直りって言い聞かせるとこで、オーガストが隠れてる壁から顔出してちゃんとディセンバーの顔を見ているのにT_T…そんなあ……となってしまった。それまでおそらくノールックなのに!だ、だいすき~~…。えーすりーはイケメン役者育成ゲームなので、彼の過去が深堀りされることはおそらく金輪際ない、なくていいんだけどそれでもオーガストのことが知りたいと思わされたな~~T_Tわだたくまさん、芝居うま男である(そらそう)。ありがとうございます。エイプリルまじで声がでっかくて、よかった。スピーカーの真横だったからスピーカーをしみじみ眺めてしまった。ていうかこの3人の見たい場面ぜ~~~~んぶ下手で発生してて上手端だったからワロタ見えん。になった。でも密を見届ける千景さんは見えた。作中で客席にいるはずのキャラを絶対に舞台上から降ろすのってたぶん松崎さんのこだわりだよなあと思う。あれ上からじゃないと声しか聞こえないことが多いけどわたしは好きです。下手かセンブロ入りたい!よろおね。

組織にいたころは愛着はあるけどツンツンしてる感じだったのかな?と思うんだけど、春組といる千景さんはもう愛着があるし流され侍って感じがする。きゃわ。「咲也が言うならそうなんじゃない?」わたしはこのセリフで沸いたし…。春のリダルキの、地で咲也のが千景さんの予想を超えて一枚上手っていう感じが大好きだし、それを千景さんが受け入れたのがほんと~~に愛しいので…。やっぱ春単2023のディスク買おうかな?!?!?泣 やっぱり監督と千景さんの会話と劇団員たちの会話をクロスさせて、監督の不在を埋める演出が好きだなあと思う。

そうそう、監督といえば全編通じてレニさんが全部(幸夫なら…)(幸夫は…)って感じで話していてほんとうに大好きだった!!!レニさんもまたある俳優の芝居に心惹かれてそれが観たかった人間だから、わたしは本当にレニさんのことが好きなんだよな~~~T_T!!!雄三さんとの会話もすごくよかったしめちゃくちゃ布石!わたしは初代組も(特に紘さんのエピって特撮俳優眺めてた人間には刺さるはず)好きで、人たらしに翻弄されてめちゃくちゃになる人間がほんとに好き!!!って改めて思ったからこの先も楽しみだなあ♪ 晴翔と志太の漫才もみたい……ほんまに頼みますよ…。ていうか円含む新生GOD座ってなんかかなり萌えなので、早くステで観て萌え~~♡になりたい。晴翔声でっかすぎる。だいすきだ……。

いろいろあったけどこれくらいかな?凱旋何回観るのか決まってないですが1回かもしれんし…何かあったら追記します。