人間は忘れてしまうから、だからわたしはいろんなことを書き残すし物を捨てられなくて困る。

舞台に出ている俳優を眺めていると1年があり得ない速度で終わる。今年1番発表から公演まで長かったのはもりみゅの半年なんだけど、それでもあっという間に初日になってしまった。

おもしろい原作ものばっかり観ていたから、脚本家が好きでまあ間違いないなと思えるオリジナル以外チケットを取るのをためらってしまう。これが一般的な観劇への姿勢なんだよなと思う。

なんか、友人とか、現場で会ってくれたひとと話してわたしたちは舞台を、作品を演者の芝居を観に行っているし、好きなものも嫌いなものももちろんあって、観たいものだけ観てもいいんだったと思い直した。いやふつうに、自分の好き嫌いを無視したりチケットをたくさん買って通ってるひとは資本主義の下にえらいですよ…。ギアスはふつうに楽しめたし好きなのに、家で寝てたいし他にも観たい作品があるのに*1俺はサンシャインの硬い椅子に座るのか?鬱…みたいな現象が発生していた。でもちゃんと寝てから観たらめちゃくちゃ良くて赤澤エントリが完成してしまった。赤澤くんまじでありがとう。ほんとにスザクが好きで、スザクのことだけ考えるぞ!と思って観たら思ってた何倍も楽しくて、それは単にキャラが好きだからだけでは片づけられないだろうなと思ったのでわざわざ書いた。

わたしは赤澤くんの歌唱が好きだし、通る声も好きだし、ピッチが全然ぶれないのも、頭の音からきちんと声量全開なのもすごいなあと思う。お芝居での「俺」だったスザクも「僕」のスザクも、特派といるときもルルーシュといる気軽さも、ユフィといるときのちょっと困ってる感じも全部きちんと違って、人間は向き合う人間によって別の人間になるというのがすごくよくわかって、スザクが人間で、よかったし好きだな~~~と思った。あとふつうにダンスが好みです♪これはなぜか既に何度も書いているけど、えーすてとかもちょっとみて感じたのはたぶんダンスは元々踊れるから振り入れだけで終わらずそのキャラが踊るならどういう表情で、ちょっとした動作にどういうクセがついて任意の「彼」が踊るのかと考えられていてすごくすてきだということ。あれはキャラクターが好きなひとはみんな好きだよなあ。これから赤澤くんが好きなキャラクターを演じる全てのおたくは幸いである。

好きなキャラと演者が違うおたくはどうしたらいいのかずっと正解が分からないんだけど、自分はもう割り切ってキャラオタとして観に行くのが正解なんだな~と理解する良い経験になりました。というか原作を予習しなければいいって話もあるんだけど、それは自分の性格上絶対無理だから答えが出てよかった。わたしは手嶋さんが出るまでペダステに行くんだろうか……。でも仕事の様子からしてこの先も今泉卒業しなさそうだし…行くんだろうな………。手嶋さんはどういうひとが演じるんだろうなあ…。

*1:ギアスの東京公演はアナスタシアとアメリカの時計とスリルミーが被っていてアナスタシアは友人が楽しそうだったので本当に観たかった