2022/6

梅雨入りして梅雨明けした

6/3・6/4 フォーティンブラス@自由劇場

中屋敷法仁枠(?)の観劇。戸塚さんだしなと観に行って結局羽沢より和馬を好きになって帰ってきた。ハムレットとフォーティンブラス・フォーティンブラス(ノルウェー王の息子)としての羽沢と実の息子としての和馬・正妻と内縁の妻・タレント出身と劇団出身・女と男・端役と主役などなどなどいろんな対比が複雑に重なっている作品。後述するが、でっけー愛。

性加害が裁かれず罰されないというの他の人の感想で読んで、そういえばそうだった…になった。話の本筋ではないにしても、たしかに今そこを描かないのは変だと思う客もいると思う。それでもそれを終わりに持ってこようとすると、どうしても勧善懲悪というか、そういう方向に向かってしまって作品の方針?最終的な方向性にノイズが入るのかもしれないとも思う…。難しい。登場人物たちが加害者を許せない・被害者を助けなくちゃって態度だったからわたしは許容できたのかも、流せてしまったのかもとも思った。あのハラスメントも登場人物の一面というか、嫌なやつなんだよ~という要素で、それは他のものでも代替できるんだけど、きっと「演劇」・「芸能」を描くうえでは避けてはならないんだと思う。最近の事情を鑑みても。だからこれまで通り存在した。ただし、あれが別に肯定されているわけではなく、否定された形で、茶化されずに存在していたのは大事なことだったと思う。作品の主題が散らかってしまわないギリギリの範囲での誠実な対応のはず!

だし、年上・立場が上の女が若い・立場の低い女に対して「自分も経験してきたから仕方ないわよ」ムーブを取らないっていう、みんなそういう被害を受けたんだよね…と告白する、きちんと連帯してくれる!というのはうれしかったですわたしは。男性にも「なんであいつ(水着撮影だって言ってヘアヌード撮ろうとしたカメラマンを指して)捕まらないんだろうな~」って台詞があり、よかった。好きかもしれない!と思ったひと(中屋敷さんです)の考えることと自分の方向が合うことはありがたいと思います。過去に他の方がつけた演出のも観てみたいのですが……。そこに業界の変化に伴う、演出の本髄があるのでは…。

わたしが好きだったのは、和馬がハムレットの台詞を思わず口に出してしまう、劇中劇ではない場面。自分の血肉になっている作品が、台詞が、自分のいる現実の場面と覆いかぶさるようになってどうしても思い起こされるそういうことって絶対にある。というのはあんまり物語に思い入れない人間には伝わらないかもしれないけど、あれは本当に演劇とか文学とかを自分の支えにしてきた人間への愛だった。

あとは、刈谷が「ゲテ物食いのバラエティ」でやってきたことを、きちんと自分が他人からどう言われたって自分だって一生懸命やってきてそれだってすごく大変なことだったんだってきちんと自分のことを称えられる場面。どんなに卑近だとジャッジされるものでもそれをやる、わたしたち観客でも、自分のことを褒めていいし誇っていいよ!というデカい愛。当然役者はすごいしアイドルもすごいし脚本家も演出家もすごいんだけど、観に行く自分たちだってそれぞれ自分たちなりにすごいしえらいし自分のことを好きでいていい。

演劇LOVEって中屋敷さんがほぼ毎日ツイートしてると思うのですが、ぼくたちは演劇やるのが好きだよ!っていうことかと思ってた。それだけじゃないのかも。演劇を愛する観客含む人間のことを、演劇も愛しているよという関係…なのかも!?知らんけど。と思いました。下に貼った「演劇LOVEな物語」ってツイートを見て(それで~す!)と思った。

この、あかりんさん(さかなクンさんみたい)、超絶かわいいツインテールで開幕早々わたしを釘付けに……。かわいかったです。

──非日常的な演劇を作る上でのこだわり、核となるものなどはあったりするんですか?

中屋敷 気持ち悪いですけど、やっぱり「愛」だなと思います。怒りや悲しみといったネガティブなもの、もしくは悩みや戸惑いといった揺らぎみたいなものって、実はそんなに表現に必要ないと僕は思ってるんです。自分たちがいかに演劇を愛しているか、いかにこの物語を通して世界を肯定的に見ているかを伝えたい。できる限り健康的で、健全で、誰かに対してポジティブな感情を持っていないと、表現を信じられないんじゃないかなと。

「普通からズレても、ブレずに自分の“好き”を貫く」中屋敷法仁のサボり方 - logirlブログ

愛だった!!!

観に行ってよかったなあ♪と思える作品が増えるのはすごく楽しい!ありがとうございます。

6/12 あなたも今日からリルネード!Vol.3@下北沢ADRIFT

この記事を用意し始めたときはこんな感じで打つつもりなく…。解散決定です。他にも色々、うれしい発表もあったんだけど3個めの現場で解散発表引くって何事すぎる!というか無銭・抽選の現場でやること?!と思いました…。今入っている予定を除いてなるべくたくさんリルネードのまゆちゃん・しどみん・きりちゃんに会いに行くぞ~と決めた。

物販のための集合から開演まで4時間。こういうの普通なんですか?!なんで?!と思っていたが案外速く過ぎた。下北沢というか東北沢だったのですが、ご飯食べるところがなさすぎて…モスバーガーモスバーガーを食べた。けっこうのんびり散歩してたら普通にみなさん30分前に整列してて、あ~~って言いながら整番聞いて入れてもらうやつをやった。

新衣装はシルバーとライトブルーが基調!!!かわいい~アクセはLiquemが多い…っぽいんだけどきちんと確認できたのはしどみんのチョーカーだけである。Kpopみたいだね~ってMCで話してたけど、きりちゃんのみたいなツイードジャケットってBLACK PINKとかTWICEとかで誰か絶対着てたよね?あい、見たもん!3人ともほんとにかわいかった!動きやすい!って言ってたけどサルネに比べたらそりゃそうである…。

レスってもらえたかもらえてないか分からんだろうな~と思ってたけど、さすがに前から数えた方が早い・明確に被りが前にいなかった(ペンラ持ってなかったり)ら分かるのかもと思った。もう私を好きになってる君へ←わたしのことじゃん…と思ってみてた。そばにたくさん踊るまゆちゃんのおたくがいたのでわたしも踊る♪と思って踊りました。きりちゃんと踊れて楽しかった。ピース!Vanillaなんか踊る振付じゃないのにファンは踊ると言われるジャニオタ俺、もっときちんと踊れるようにします。

きりちゃんのTikTokをチェックして、ほんとにあたしはKぽを話すネタにするしかないな…と思った!なので最近の曲をバーっと聴いていて、その過程で良い曲しかないグループ(Ciipher)に出会えて感謝だった。YG好きらしいのでWINNERとか聴くか…と思ったんだけど広大すぎて結局ぶるぴんしか聴けてない。幅広く見渡すときりちゃんの感性、Heizeとか好きそう。あたしが好きなので…(笑)

THE CODE - EP

THE CODE - EP

6/15・18・19 THE FAKER CLUB~The Sound Truck of Our Summer~

書いてます!!!おかげさまで元気になった現場

a07ww17i.hatenablog.com

6/18 ノートルダムの鐘@KAAT

ショーボから東新宿まで走り日本大通りからKAATまで走った。ご迷惑をおかけしました…。絶対みてほしい!!!と誘ってもらった。ありがとうございました。

ミクロな感想になるのを前置きしておきます。鐘楼の石像と話しているカジモドが好きだった。わたしは強制されていたからではないけど、放課後1人でいることが多くかったし、今もそうだけど1人でいるとずっと独り言を話してしまうので…。今これを書きながら思い浮かべているのは自分の部屋で独り言を話している自分の姿なんだけど、それって過去の自分と今そこにいる自分と話してるんだよなきっと。独り言とは言うけど明確に相手が存在している。わたしはぬいぐるみとか、言葉を話さない生き物とか物に対して「彼」とか「この人」と言ってしまう人間のことが好きだし、自分もそうなのですが、この独り言癖が関係している気がする。

他にもいろいろあるんだけど記憶がかなり怪しく…2回目観た方がいい。(興味深い方の)おもしろかった!やっぱりハシゴはするもんじゃないです……。

6/26 rest.@秋葉原MOGRA(DJ hoverboard引退試合)

#さよならほばーぼーど

曲の趣味がガチで同じでたくさんお世話になったほばーぼーど姉の最後のパーティー!ずっと懐メロがかかっててかなりよかった。えりかさんはいつものごとく勉強会で、機器さんもいつもの調子で、楽しそうでした。短い間しかいなかったんだけどほばぼにお礼とまた…ね!てあいさつできてよかった。

わたしがKpop好きになったのは2016年の春でとりあえずKぽの曲の話をしている人を探そう!ってたどり着いたのがえりかさんのTwitterでした。えりかさん主催のイベントに行って、友だちが増えたり好きな曲が増えたり好きなグループが増えたり減ったりした。わたしが今おたく活動を楽しむ基盤は、このイベントだったりDJ陣のおすすめだったりがかなり影響を与えていると思っている。ありがたいことです。

2020年に1度自分のKpopは終わってしまって、さらにイベントが新譜だったり知らないグループを知るきっかけだったからイベントの中止で当然他のグループを好きになることもなくツーーーと暮らしてきたのですが、自分がまたKpopを聴こうかな~となるタイミング(新譜を追っているKぽオタクきりちゃんの存在・TFCの活動)にこのイベントが被ったのは運がよかったと思いました。行かなかったら後悔しただろうし、結局面と向かってしか話しにくいこととかある!(笑)いつでもカムバ待ってます!

えりかさんのこのツイートがありがた&LOVEでした。曲は残るんだよね。デカい話になりますがいつか地球が荒廃して、音楽を聴く文化も消えて、そんなときになんかよく分からん辞書みたいなもの(KぽのCDは最近どうか知らないけど箱がデカい)が発掘され、近くからその再生機器も発掘され、CDが再生できて…音楽が地球に取り戻されるなんてこともあるかもしれないし……と思った。

e_e_li_c_a on Twitter: "クラブイベントやると、解散したりみんな事務所からいなくなっても曲は残るし俺たちがかけるしお客さんはめっちゃ盛り上がってくれるからな…という気持ちがより強くなる" / Twitter

これはデカいCDの一例

どうして自分に興味を持ってもらったのかわからないまま人間関係が出現してしまい、それがなくなってしまった。それは悲しいんだけど自分の中では始まった理由がよくわかっていなかったから仕方ないかなと思ってしまう。わからなかったものがそのままわからないまま終わった気がする。思い当たることはたくさんあるから申し訳ないと思うし、わたしを除いても元気にやってくれたらいいなと思うのみです。