舞台・仁義なき幕末-令和激闘篇 雑感

雑評・主に東映に好意的ではないですが俳優はみんなかっこよかったしお芝居もよかったよ!!!

引用は観る前の印象です。

ほぼミュージカル薄桜鬼こと仁義なき幕末。チケット券面だけで既に斎藤一済の方が2名いるし、半分くらいはくみゅ(映像)で、見たなあ…という顔である。

山南篇に囚われし者の墓所←では全然なかった。というか初演のはくみゅと同じ日同じ劇場で公演始まるのってどういうこと?(笑)おもしろいですね。

解説(?)してくれるアカウントから脈絡がないなあと思った部分には外部文脈が存在していて、脈絡は(わたし以外の多くの客にとっては)あったということを知る。それはどうなんだよ。……というか好きじゃないなあ!(笑)やりたくなるのはわかるけれども!(笑)と思った。その場で取り残されたり疑問を抱く人間がいる外部文脈は、もはや内輪ネタだし、わたしは好きじゃない。別の作品をreferしている可能性は間違いなくあると、東映・特撮出演者などなど条件が揃っているので理解はしていたけどやっぱり好きじゃない。なんか舐められてる気がするんだよね。そういうことでしか沸けないんだろ的な、ファンサービスのつもりかもしれないが。ふつうに物語そのもので、できる限り全員を楽しませようという誠意が欲しい。気が合わないんだな~~。

→これ、5/4のアフトで判明したのですが東映のP(のはず)がはくみゅの初期メンで何かやりましょう!みたいに企画を持ってきたらしくておい!(苦笑)だった。まあ表に出てる人をあーだこーだ言わなくて済むのはありがたい(?)んだけど、そういう企画ってなんか…どうなんだ?自分たちで作る作品の質で勝負してないみたいになりますが……。

嫌な客でごめん!でもそう思わざるを得ない。だって脚本家だってう~んて思ったみたいなこと言ってたんだぞ?!なんかまあ東映にはいろいろ…いろいろネガティブな思いがあるのですが、さらになんか…落ち込んだ。みんな東映出身だから…。

でも出演者はみんな楽しそうだった!同窓会なので!(笑)だし自分たちの10年前・10年後と客にもそれと同じだけの時間が流れているみたいな話をしていた勝吾さまはよかった。

殺陣みられるの楽しみだなくらいの感じでいる。

これ(先の一文)は公演前に書いたもので、後から感想を足しているのだが文脈の話した後に来るの嫌な感じすぎる。

楽しかった。画面にいる人数が多かったから見づらい(これは席の問題)な~~とも思ったのですが、殺陣は明らかにカメラ経由でみるよりも楽しいよなあ。じゃあ時代劇ってなんなんだよとなるけど、あれは派手に人が死ぬのがいいんだろう。ちょっと時代劇みたくなってきた。今みるとまたそんなに血は出ないよ!(笑)とか思うんだろうな。

何より和田さんの殺陣が超絶ハイパーかっこよくて!素手の!殴る蹴るなどが様になるなあと思ってめろめろでした。衣装がてろてろした生地だったから動きが華やかに見えるみたいなのもあったかも。振りかぶるとジャケットがひらひらして、よい。やはり二番手キャラは最高。

映画の方、こんな雰囲気ね…とみていたら突然わだたくまさんが萌えになってしまってびっくりした。舞台はわださん座長ですね。~Side一平~である。

一平(和田さん)、妹がいるって設定は頭に入れてから観たのですがあまりにも良いシスコンでよかった。そこもいい感じに結末に作用してた。妹の小夜と出てる場面を初めてみて、これでシスコンでなかったら泣いちゃうかも…と思っていたのでうれしかったです。(?)

やっぱり好きな演者がいるっていうのは物語にとってノイズだろ!とかもやっぱり思った。0番で倒れている役のひとを…観に行ってて……なのでメインの一平と恭次がその後ろで動いててもしゃべってても頭に入らなくて、本末転倒すぎ!と思った。まあこれも席の問題も大きいんですよね。無理しない(センブロ・倒れてても見える位置)でみられたから…。あとホラー映画の後ろ後ろ!みたいな人間だったから…伊達唯臣さんが……。

伊達さんまじでめちゃくちゃ生きている。舞台のHP見たとき、ええ?!って言ったし。映画で死んでたじゃんめっちゃ。最期のセリフ聞いてよかったね♪と思いました。彼には現代が「おもしろくない」以外おそらく悩みがないので、あーだこーだ感想もないのかも。好きなように楽しそうで元気。元気っていうのもなんか変だが…。

人間が死ぬとサイドのパネルに「〇〇〇〇 死亡」って出るのはおもしろかったです。あれは後ろから観ないとおもしろくない。抗争-敵味方をきちんと整理して観ないとよく分からなくなる&対として扱われる人間関係が多いので、ご飯食べてるのにその間におかわりのご飯とみそ汁と漬物が盆の上に追加されていくみたいな作品だった。わたしは疲れた…。

あとタイムスリップものだからその辺が気になったかも。あれは映画とはパラレルな軸なんだよね?でも一平たち過去に飛ばされた人たちが1ヶ月不在だったのは変わらない。現代に戻された/別軸の世界から現代に連れてこられた…から噛み合わないってこと?!普通に頭が足りてない。まだ1回観るので…考えときます。←観ても消化不良のままだった。

サンシャイン劇場です。

東池袋何もないよ~~って行ったら劇場の真横にカフェあって泣いた。そんな…。マルエツのおむすび食べました。単純にわたしが劇場の椅子に座るのが下手&2時間幕間なしなので辛かった。まじで何も写真撮らなかったな…劇場の入り口かわいいので撮りたいです。

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最後の最後に気分悪くなる話なのですが、松田さん演じる竜馬が「今戦争してて海外に物を輸出できないロシアから日本に密輸して金を稼ごう♪」みたいなことを言う。これがわたしは好きじゃなかった。俳優は悪くない。言わせた人間が悪い。

現在まさに起きている戦争を取り扱って、その国が制裁を加えられているのにも理由があるのにそんな安易にその話題を、物語のパーツとして扱っていいのか?と思ったからである。この案を出したのが誰か、GOを出したのは誰か、その案は代替可能ではなかったのかと考えてしまった。これが「令和」の話であるのは間違いないが、荒唐無稽な設定を考えれば、そこだけを現実の「令和」に粗雑に近づける必要はなかっただろうと思うのである。なんか、そういうところが…甘いし好きじゃないなあと思った。総括すればよかった方の舞台作品なんだけど、細かいところが自分の倫理?というか、物語を追う場合の信条みたいなのに反していました。