劇場版アイドリッシュセブン-LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD 雑感

次はず~る記念日だぞ!…

 

まずこの劇場版がなんなのかというところから。アイナナはソシャゲで、アイドルが出てくる。アイドルなのでライブがあるのだけれど、それはこれまで声優登場のライブだった。

※わたし個人はキャラに思い入れがあったので、キャラの構成要素の1つである声優が主のライブは望む形ではなかった。

ただ、今回はその物語の中で競い合ってきた4グループが参加する合同コンサートが、映画館で公開されるというものだった。3年待ったというか3年細々とみてきてよかったと思った。

これまでもアイナナ(グループ)とTRIGGERはCGライブが開催されていて、わたしはチケも取ったのに突然みるのが怖くなって譲ったりしている。では今回なぜ劇場版を観たのかというと、周辺での評判がよかったからに尽きる。

元々声優の仕事って追いづらすぎる…と1人でアイナナを始めて、おもしろかったから1人で黙々とガシャを回したりネタバレOKな部分のスクショを載せたりして暮らしていた。その様子を見て周囲が始めてくれたので、わたしが俳優や他の二次元の男に現を抜かしアイナナから離れても、アイナナをプレイしている友人は存在するという謎の現象が発生した。今回公開が始まったあたりは生活が忙しく、余力がないなと思っていたのだが、周りの様子を見たら行かないと後悔するだろうと思ったのでなんとか観た。観てよかった。以下ここまでよりも細かい雑感です。

作り手インタビューが好きなので、貼ります

メインスタッフが語る『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』制作の舞台裏① | Febri

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「劇場版アイナナ」に都志見文太&種村有菜は何を思う? 2人が見てきたアイドルたちの始まりから劇場ライブ開催まで - コミックナタリー 特集・インタビュー

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「劇場版アイドリッシュセブン」作詞家・作曲家7名によるお祝いコメントが到着 - 映画ナタリー

前山田=ササゲロ=健一、何を…。

とってもとっても甘いラブソングを提供させていただきました!
劇場ライブで披露されるのかどうかはまだお楽しみに......ですが、もし劇場の大きなスクリーンでŹOOĻくんたちに愛を囁かれたら劇場の座席に溶解吸収されてエンドロールの頃には誰もいなくなるかもしれませんね!

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俺たちの名前は!?「劇場版アイナナ」舞台挨拶でŹOOĻメンバーが「愛してるぜ」 - 映画ナタリー

この曲をもってŹOOĻになるための物語が完成した

わかると思った。近藤さん好きなので贔屓もあるんだけど、ず~るの道はこれからなんだよね。

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kz×結城アイラ×真崎エリカが語る「劇場版アイナナ」|予想外の演出やリアリティが詰まった劇場ライブ - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

kz そうそう。そういう作り込みのすさまじさも含めて、とんでもないことになっていて。それって、今の時代だからこそ伝わるリアリティでもあると思うんですよ。ここ数年、コロナの影響もあってライブビューイングというものがすごく増えましたよね。メタバース空間で行うライブとかも含めて、映像を通してライブを鑑賞するという行為が多くの人にとって普通のものになったじゃないですか。そういう今だからこそ感じ取れるリアリティがあるというか。

真崎 確かに。

kz これが例えば5年前とかに公開されていたら、全然受け止められ方が違ったんじゃないかなと思いますね。

劇場版を観て、ゲーム・アイナナの、アイドルのライブとしての最適解はこれだったなと思った。2020年に何もなくなった自分のエンタメを取り戻すために触れていたのがアイナナだったから、その作り込まれ方と若干おい…(笑)とネタにできるフィクション感と、都志見文太のパンチラインとが全部味わえて楽しかった。ありなっちの衣装も!!!

わたしは2020年にアイナナをやりながら、彼らがアイドルとして実在していないことが受け容れられないまでになっていたけれど、当時の気持ちとか当時実際好きだった、現実のアイドルの物語の代替としてみていた側面はある。それでもアイナナに今、アイドルをながめることをやめたからこそ新鮮に出会えてよかったなと思った。2020年にみたかったものを時差でみせてもらって、自分の2020年代を象徴するのはアイナナだと思った。

モンジェネやウィシュボを聴いて毎日泣いてたし、モンジェネのFly! High! Fly!を実際に、”アイドリッシュセブン”の出演するコンサートでやりたかったからその願いが叶ってうれしかった。アイナナの明るいけどちょっとさみしい歌詞がわたしは好きで、Party Time Togetherもプレイし始めた当時は失われた日常として聴いて、まじで一体なんなんだ今の状況はと思っていたので、3年間でこの曲をそのまま受け取れるように多少なりとも変化があったんだとしみじみしてしまった。わたしは2020/5/27にアイナナをインストールしたらしいので、本当に丸3年経っている。恐怖。

6部まで読んで最終的に好きになったのは悠なのだけど、たぶん今の自分に必要なのがはるちゃんで、ず~るだったからなんだと思う。別に前はそんなに歌詞も…気にならなかったのになあと思う。不思議だ。Bang! Bang! Bang!の悠パート、落ちサビの歌詞が今となっては本当に好きだと思った。それに気づけて好きになれたのは悠やグループの変化があったからだと思う。現実でアイドルが歌うことの根拠はアイドル自身にあって、それをわたしたちが想像することは広くあり得るが、アイドルが"idol"である以上、本来不自然なことのはずだ。それでも、アイナナに登場するのは物語の一部としての楽曲であり歌詞だから、そうやって考えることはここではシナリオを読むのと変わりないのかもしれない。わたしはアイドルがその物語を背負って毎月毎月シナリオを更新しているのを消費すること、それを追い続けることに疲れたからこそ物語を軸に活動している俳優をみるようになったので、アイドルを物語として描いてくれることがちょうどいいんだろうと思う。

本編の内容に触れるのはまあ、まだ観られるから野暮というかおもしろくないなと思ってしまうので作文「わたしとアイナナ」になってしまった。細かいのはまとめてあるのでいずれどこかに貼っておきます。フレームアウトしているはるちゃんを追っている時間にこれは…コンサートだ!と思ったし、好きなパートのときにペンライトでメンバーを指すときにもこれはコンサートだ!と思った。好きだなとしみじみするとペンライトが振れなくなってぼーっと見てしまうのもコンサートだった。楽しかった。