2022/7 舞台弱虫ペダルThe Cadence!感想 #ペダステ

2022年の夏になってくれてありがとう

 

弱虫ペダル・ペダステ・自転車について

舞台『弱虫ペダル』The Cadence! 2022年夏、東京・大阪にて上演決定

タイトルのcadence(ケイデンス)ってなんのこっちゃと思いながら予習で漫画読んだらきちんと教えてくれて助かった。1分間にペダルを回す回数のことを指すらしい。漫画読んでるときと同じく自転車に乗りたくなる作品!!!

自転車に乗らずに暮らしてきたから自転車に乗れないので、漫画を読みながら自転車教室を探した。でも都内の教室は2020年以降の情勢の変化で開催がなくなっているところが多くて、やりたければ作中にも登場する静岡のサイクルスポーツセンターに行かないと受講できない。平日開催・宿泊必須なので参加できる人間は限られている。自力で2022年のうちに自転車に乗れるようにがんばります。

初日の感想は迫力あるな~スポーツものだな~という感じ。これまで観たことのある作品であんまり出会ったことのない全員で同じセリフを言うっていうのがけっこうジーーーンときます。群唱っていうらしい。

「スタートを切る 耳元を風がかすめていく……」というフレーズで知られるペダステの伝統“群唱”に触れつつ、「ペダステの歴史の中で受け継がれてきた“群唱”

はみ出した先に見えるものは…ペダステ10周年記念公演で島村龍乃介ら熱演(会見レポート) - ステージナタリー

ペダステは演劇というかスポーツかもしれん。走ってるときのセリフは速いし重なることも多かった気がする。みんな声がでっっっっっっっかいし割と叫んでるので、セリフの聞き取りやすさにはそれぞれの演者の技量が出るのかも。喉大事に…。

Wings

Wings

夏のアッチェレランド

夏のアッチェレランド

  • provided courtesy of iTunes

↑ペダステというかペダルのことを考えてよく聴いている2曲

構成はきれいに箱学のキャラ紹介まで詰め込んだな~と思ったけれど、細かいエピソードを端折っているので、そこから見えるキャラ1人1人の個性がちょっと物足りないかも…?これは原作読んだからかもしれない!それが原因で、その後の展開の味が薄まってしまうかもなとも思った。でも確かに1作でここまで!と決めて切るならあそこがデカい切れ目だよなと思う。まだ漫画の方では箱学のみんなのこと知らなかったから公演期間中に読み進めたいな~。わたしは巻島せんぱいがカッケーセリフをたくさん言ってくれるから大好きなので、後続作品が楽しみです。気が早すぎる。

各キャラ・キャストについて

坂道くんはひたすらかわいそかわいいし楽しそう!でサイコー!自転車って、坂道ってたのC!だった。坂道くんの今泉と鳴子と出会って自分に可能性があるなら挑戦したいってセリフがすごい好き!それまでは運動部怖いし嫌~て話していたけど、それを覆す出会いだったってすごいすてきだと思う。それに坂道の周囲の人間ってこれまで彼がどうだったか・どういう人間かというのを否定するわけではなく、新しい可能性があるということを教えてくれるのが本当に良いですよね…。オタクであることをイジる人間はいないし、それより彼の才能にみんな魅了されている。それが伝わる、絶対に応援したい坂道……演じている島村くんの若さ~説得力~~と思いながら観ている。

鳴子もどったんばったん騒がしくてよかった。鳴子の巻き込み力ってすごいよね。今泉でさえムッとさせて言い返させてしまう…。よくしゃべるのでけっこう実体に起こしたらうるさいかな…みたいなキャラだけど、陰湿なところがないので真面目なところと愉快なところの緩急がついててすてきだった~!しゃべりが多いし大変そう。お疲れさまです。

今泉はクールだけどかわいげがあるというか、こう、今回はまだ登場してない宿敵御堂筋とかその先の世界を見据えてる割にちゃんと高校生(前にも書いた鳴子のペースに引っ張られてしまうところとか…)で、そこがたぶん魅力なので、そこがきちんと表現されていてうれしかった!特に今泉と鳴子のきゃんきゃん口喧嘩が好きだからカテコでも「おれのがキラキラ!!!」とか言い合うのよかったね。かわいい。

田所と寒咲兄のエピがほんとに好きで、毎回めちゃくちゃ共感している。2人ともかっこいいです。わたしはスポーツやってるわけでもないし、営業成績を競うとかもしてないんだけど、なんでもやらないと始まらないし続けないと満足いくことはないよな~と思う。

金城先輩って圧が強いけどまじで上司になってほしすぎる。というのが実体化している。金城先輩の1番好きなところはウェルカムレースだな……。今泉と鳴子を追いかけてリタイアか、そのまま走って総合3位かって坂道に委ねるのが好き。迫力がある人なんだけど、別に威嚇しているわけではなくて、端々から自転車競技と選手が好きなんだなと伝わる。肩貸してくれるのも車から坂道を送り出すのもやさし~~~と思ってみてました。

巻島せんぱいは漫画の1年生のウェルカムレースでこんなひとなんだ~!!!え~~~好きかも♡になったから、その坂道くんがクライマーで自分の直属の後輩っぽい!うれしい!レース展開がアツい!ってテンションが上がってくのがかわいくてよく表現されていたと思う!あと演じている山本さんの体型が好きすぎる…骨が細い!!!田所とのコンビも良いです。まきちゃんってヘンに見えるけど常識がある。カッケーセリフがたくさんあるので、後続作でのご活躍を楽しみにしております♪

箱学はごめん…まだ10巻までしか読んでないから絶妙に分からないことが多く……ていうか箱学出すのけっこう無理しないとでは!?と思ってたけど案の定。やっぱり今回はウェルカムレースが外せないので、箱学キャスト陣は箱学としての出番は少なめかも?その分箱学キャストのみなさんはアンサンブル的に色々やっているのですが、あれもあれで切り替えが大変そう。平成のオタクとか…特に。

■7/19追記

原作17巻(インターハイ2日目)まで読んでから観る公演がかなりアツかった!というのも、今回のダイジェストシーン(総北VS箱学で各メンバーが競り合うところ)がインターハイでの場面だったり、その先の展開を知っていると対になっていて燃える…!というセリフがあったり…。今回は経験値と頭脳と少しの意志で大体他を上回っていた今泉の、苦しみとか落ち込みを観たい。そしてそこからインターハイ3日で成長していくのをマジで、観たすぎる。友人が今泉が1番高校生らしいって言ってて、ほんまに、そう…と思った。高校生って精神が不安定だよね。以前インターハイ編は3日を3年でやったと聞いたのですが、無理を承知で公演3日間で1セット、リアルインターハイ編(?)にしてほしいなと思いました。忘れてしまうだろ、1年も間が空いたら…。どうですか?無理だろうな……。

箱学のみんなのことも、最初に感想書いたときよりも好きになり・知った状態でみるチャンスがあってうれしかった。東堂は元気な人だな♪と思っていたけど、インターハイで総北にクライマーがもう1人増えたからこそまきちゃんと走れるのがうれしいんだな~っていう状態だし(これは巻島もそう…良い)、福富は几帳面だし…。

一緒に入ってくれた友人がキャラだと荒北が好きということで漫画読むとき気を付けて追ってみつつ、目が空いているときは荒北をみていたんだけど荒北と今泉の勝負マジで観たすぎる。並行して読んでいた原作がインターハイに突入してからまじでこれしか言えなくなってしまった。というか、みんな観たい。新開と福富のエピも観たい♪少ししか明らかにならなかったうさぎのエピ…。初めて観たのが今回のキャストだし、親だと思っているので、一区切りつくまではキャス変なしで…本当に……できることならなんでもしますから…お願いします。

特にインターハイ3日目、金城の足が~ってなったときの、無邪気というか、支えようとする小野田坂道が、島村くんで観たすぎる…なみだ。ほんとに、島村くんが好きすぎる。島村くん、最年少・初舞台で年上のキャストに囲まれて堂々と小野田坂道ですごくかっこよかった~~~!アフトとかでも垣間見えたのですが、かわいがりたくなるし、川崎さん(金城役)も「龍ががんばってるから…」と言っていた通り、周りを動かすタイプのカリスマがある…!と思っていました。だって、自分の出番でめちゃくちゃ走ってるのに、福富・金城の回想(だったはず)のとき袖で応援してるらしいよ…!?そんなことある?!!?!最後捌けてくときも客席にばいば~~い!!!って手を振って去っていくので、孫いないけど孫の運動会の観覧ってこんな感じなのかな?と思った。

自転車には1人しか乗れないし1人で走るんだけど、自転車競技はそれと同時にみんなで走るっていう性質があって、個人競技であり団体競技なのがすごくおもしろいな~と原作を読んでいて思った!それは舞台からも伝わってきて、ウェルカムレースで今泉と鳴子を追いかけた坂道が一緒に走る場面がそのピーク。1人で走る以上にみんなで走ると速く走れるし、強くなれるし、何よりも楽しい!というのが観ていて伝わって、本当に気持ちよかった。

追記了■

箱学だと原作で1番登場が早いのが真波だから真波が好きなんだけど(他の部員を知らなすぎるため…)、真波のあのなんか、飄々としてさわやかでかわいい感じがよく出ていたと思います!シャツをスッて残して消えるやつほんと好き。真波を演じている中島さん(※お名前間違えてたので直しましたTωT…)が公演の感想アンケートに「真波のレースがみたい!」って書いて!ってツイートしてて、え~~~それは…そうじゃん、お願いがうますぎる……となりました。

新開の瑛さん、まじでめっちゃハンドルの位置がブレなくてそもそものキャラのフォームとかも関係あるんだろうけど、初見で何がどうなってるんだ?!と思いました。すごい。

どうしてもみんなアフトの、俳優さん本人の様子に引っ張られてしまうんだけど、熱くて楽しそうな座組。意外とぴっとしたキャラの方がボケたがりだったり、ほわ~としてたり、してたり…。お芝居やる人って基本みんなおもしろい(興味深い)んだよなと思いました。

9日夜の公演すごいみんなアツい~!楽しい~!夢中!と思ってたら、アフトで出てきたみなさんも同じこと言ってておもしろくなった。けっこう客席があってこその舞台!みたいなことは耳にするし分かるんだけど、客と演者の気分が共通していたっていう答え合わせってなかなかできないし、演劇で同じ空間を、第四の壁を隔てても、共有することってできるんだ~と感じて不思議だった。わたしはメタネタと中の人ネタが苦手だからわざわざそういう書き方をしたのですが、それもなくて…なくてよかった……ありがとうございます。

■7/26追記:劇場で観よう♪

あと素人だけど演劇的な話を…ペダルだけでも自転車はみえる。これは人によると思いますが、わたしは照明と音とで全然見えた。

それと、西田シャトナーさんの演出に「カメラワーク演出」というのがあるらしく(以下参照)、そのおかげもかなりあるんだろうなと思います。

ペダステ、オルステ…シンプルな舞台装置でもファンの想像力を掻き立てる西田シャトナー氏の神演出とは

舞台作品を多く観るようになって、どうして今役者が配置されている立ち位置から自分がどんな情景をみせられているのか理解できるのかと考えることが多くなった。その答えがカメラワークなんだと思う。実際に先行する選手を追いかけている場面を表現する場合でも、ただ上手から下手へ舞台上を横切るんじゃおもしろくないし臨場感に欠ける。それを補って強調する手法なんだな~と思っていました。

カメラワークっていう通り、言い方は悪いですが、テレビ中継の実況や映画の映像作品に慣れ切った我々にわかりやすい切り取り方をしてくれているんだと思います。かつ実際に追いかける坂道の視点から前を走る選手がちらちら見えるとか、抜かれるときの漫画的な「置いていかれる!!!」という演出とか(笑)が加わって最強になっている…。わたしが好きだったのは今泉が坂の上、坂道が舞台上にいて話しながら走っているところで、並んで坂登ってるな~と思ってました。感想が薄い。でも登ってるとしか言いようがないし、登ってるのが伝わるのが正解だと思うので…。

映像作品としても発売されるのですが、わたしの大好きな群唱も、セットの転換やレースの描き方も劇場の座席から、自分のみたいようにみるのがいちばん!!!良い!!!と思う作品です。群唱は映像で聴くより生の空気の振動が伝わる方が間違いなく感動するので次回…2023年の公演があるとして、迷っている方がいたらチケットを取るべきだと思います。

今回初日は平日のお昼だったのでけっこう空きがありました。とりあえず初日観てみて当日券とかリピチケでチケットを増やすのが昨今の情勢も含めて、けっこうチケが残っている(……)舞台の観劇スタイルとして良いのかもしれません。立ち位置とかあるし。わたしは予定が確定しないのが嫌で抽選で取っちゃうんだけど、まあ平日入るならわざわざ抽選で謎の席に入ったりしなくてもいいかもしれないと思います。検索で引っかかってこのブログを読んでいるひとがいたら、もし公演期間中でも観られると思うので諦めないでください!(笑)生で観て欲しい!!!

■追記了

思っていたよりも楽しかった!楽しいし、良い…と思ったところでずっとദ്ദി^._.^)←これになってた。わたしは基本的に原作厨で、今回もきっかけは砂川さんだとしても原作読んでから入るって決めてて、原作で好きなキャラも見つけたし原作ファンのツラで観てた。基本どんな作品もアニメ化とかしてもアニオリとか、省略とかあるせいで原作読んだら満足してしまう人間なので「舞台でやる意味」を見出せる作品が観たいと思っている。なので、ペダステは漫画じゃ分からない動きがつくし演出も工夫されているので観ていてほんとに飽きなかった!ほんとにキャスト全員が舞台上に登場したときの迫力がすごい。圧。まじで群唱が好き……。群唱が本当に好きで…。

追える範囲ではありますが、おもしろい作品に出会わせてくれる砂川さんには感謝だなあ♪と思います。単に本人のことが好きなだけでもたらされるものがたくさんある!

まだまだ公演は続くので加筆などすると思いますがひとまずこれにて!

→7/10加筆しました。楽しい!

→7/19加筆しました。同時期に開催されていた他の公演は中止が相次ぐ中、無事大阪で大千秋楽を迎えられたのは誇張でなく奇跡だと思っています。お疲れさまでした!